粗大ゴミとは何か
粗大ゴミとは、一般的な家庭で出るゴミの中で、大きさや重さが一定の基準を超えるものを指します。
家電製品や家具など、普通のゴミとしてゴミ袋に入れて捨てることができないものが該当します。
粗大ゴミになるゴミの基準
サイズと重さ
一般的に、長さが30cm以上、重さが10kg以上のものが粗大ゴミとされていますが、自治体によって基準が異なることがあります。
例えば大阪市であれば下記のような基準になっています。
粗大ごみとは、家庭の日常生活から出されるごみで、最大の辺または径が30センチメートルを超えるもの、あるいは棒状で1メートルを超えるものです。
家庭の引越しや大掃除などで一時的に多量に出されるごみについても、粗大ごみで収集します。
このように形状だけでなく、物量によっても粗大ゴミの基準が定められていることがあるため、大きなものを捨てる際や引越しの際にまとめて大量のゴミを捨てる際にはお住まいの自治体のHPを確認するようにしましょう。
品目別の基準
家電製品、家具、自転車、タイヤなど、粗大ゴミになるアイテムはさまざまです。
こちらも自治体によっては、品目別に処分のルールが定められていることがあります。
また、注意が必要なのが
エアコン
テレビ
冷蔵庫・冷凍庫
洗濯機・衣類乾燥機
これらの家電4品目は自治体の粗大ゴミで回収してもらうことはできません。
家電リサイクル法により、販売した小売店やメーカーに回収に来てもらうか、自分で指定取引場所に持ち込むか業者に依頼する必要があります。
粗大ゴミの処分方法
市町村の粗大ゴミ受付センター
粗大ゴミは、市町村の受付センターに電話やインターネットで申し込み、指定の日に自宅前に出して回収してもらう方法が一般的です。
ただし、捨てた粗大ゴミの品目によって値段が異なるため事前に市町村のホームページを確認し、コンビニや郵便局などで粗大ゴミ処理手数料券を捨てる粗大ゴミの枚数分購入しておく必要があります。
ゴミ処理施設への持ち込み
自分でゴミ処理施設に運ぶ方法もあります。
ただし、施設によっては事前予約が必要となる場合があります。
料金も施設によって異なることがあるのでこちらも確認しておきましょう。
リサイクルショップやフリマアプリの活用
まだ使える状態のものは、リサイクルショップやフリマアプリを活用して売ることができる場合があります。
ただし、家電製品であれば製造から7年以内のものでないとリサイクルショップでは買い取ってもらえない可能性が非常に高いです。
また海外メーカーの家電製品は7年以内のものであっても買い取ってもらえないこともあるので事前にリサイクルショップに電話などで買取が可能か確認しておいた方が無難です。
引越し時の大量のゴミ処分のポイント
事前の整理と仕分け
引越しの準備は事前の整理と仕分けでかかる時間が大きく変わります。
以下のステップに従って、事前の整理と仕分けを行いましょう。
1、カテゴリー別に整理
家具、衣類、書籍、電化製品など、カテゴリーごとにアイテムを分けます。これにより、どのような不用品があるのか一目でわかり、効率的に処分ができます。
2、必要性の判断
各アイテムについて、新居での生活に必要かどうかを検討しましょう。
使わなくなった家具や衣類、古くなった家電製品などは処分することを検討してください。
3、リサイクル可能なアイテムの把握
リサイクル可能なアイテムを把握しておくことで、リサイクルショップやフリマアプリで現金化できるが新居には持っていく必要がないものを一気に出品することが可能です。
引越しの費用を安く抑えたり、新居で使う家具や家電の資金にすることもできるので忘れないようにしましょう。
4、粗大ゴミの確認
不用品の中で、粗大ゴミに該当するものをリストアップしましょう。
処分方法や手続きについて事前に調べないでギリギリになってから普通ゴミで捨てれないことに気づいて新居に持っていく羽目になったり、マンションなどのゴミ捨て場に不法投棄をしてしまう方がいるので注意が必要です。
5、持ち運びやすいサイズに分解
粗大ゴミを処分する際に、できるだけ持ち運びやすいサイズに分解しておくと、回収や持ち込みがスムーズに行えます。
ただし、分解が難しいと感じた場合は、無理せずに専門業者に相談することも検討してください。
収集日程の確認
粗大ゴミの収集日を事前に確認し、引越し日との兼ね合いを考慮してスケジュールを立てましょう。
3月など引越しの多いシーズンは自治体の粗大ゴミ収集も混み合っており1ヶ月先まで予約が取れないこともあるので、早めに確認しておくことが重要です。
費用と手間の見積もり
大量のゴミ処分には費用や手間がかかることがあります。
事前にスケジュールを立て、適切な方法を選択しましょう。
不用品業者への依頼がおすすめな理由
時間と労力の節約
不用品業者に依頼することで、自分でゴミを運んだり、市町村とのやり取りをする手間が省けます。
特に大きなものを捨てる場合や、マンションに階段しかない場合は素人だけで作業をすると怪我をしたり部屋や共用部に傷をつけてしまって多額の弁償につながるケースも何度か見てきたので注意してください。
適切な処分方法の選択
不用品業者は、適切な処分方法を知っているため、環境に配慮した処分ができます。
ゴミとして処分するのではなく、海外での需要がありそうなものは輸出したり、金属をまとめて売ることでリサイクルに回したりしています。
まとめ
引越し時に大量のゴミが出る場合、粗大ゴミの基準や自治体のルールに注意しながら処分方法を選択しましょう。しかし、自分で大量の不用品を捨てるのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼するのも検討してみましょう。
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